チェリーゴルフときわ台コースはなぜ閉鎖?跡地の現在と噂の真相を徹底解説!
阪神間や北摂エリアのゴルファーから「戦略性が高く腕試しに最適」と親しまれてきた兵庫県川西市の山岳コース、チェリーゴルフときわ台コース。大阪市内から車で約1時間という好立地にありながら、突如として囁かれ始めた営業終了の噂や予約サイトからの姿の消失は、多くのプレーヤーに大きな衝撃を与えました。
ネット上では「今どうなっているのか」「なぜ突然閉鎖されたのか」といった疑問や、跡地に持ち上がった巨大開発を巡る懸念が現在も渦巻いています。かつて数々の名勝負を生んだ名物ホールの記憶とともに、営業終了に至った構造的要因、そして2026年現在に至る跡地利用とメガソーラー計画の全貌を、現地取材と公的データから徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:チェリーゴルフときわ台コースは2021年12月末をもって完全営業終了しており、現在ゴルフ場としての予約・プレーは一切不可能。
- 要点2:閉鎖の背景にはゴルフ人口減少や施設老朽化に加え、運営会社による事業ポートフォリオ再編と跡地売却・再エネ転用という経営的決断が存在。
- 要点3:跡地で進行するメガソーラー計画は、土砂災害や景観への懸念から地域住民・自治体との間で激しい議論と行政協議が継続中。
【真相】チェリーゴルフときわ台コースの営業終了と閉鎖理由はなぜか
週末ともなれば関西一円から腕自慢が集い、コンペの歓声が響いていたチェリーゴルフときわ台コース。その歴史に終止符が打たれたのは2021年12月31日のことでした。公式予約カレンダーの受付停止とともに、事実上の閉鎖へと舵が切られた現場では、利用者への周知が比較的短期間で行われたこともあり、当時は「突然の倒産ではないか」という憶測まで飛び交いました。
しかし、商業登記や業界関係者への取材を進めると、突発的な破綻ではなくチェリーゴルフグループ全体の戦略的な資産整理と事業転換が浮き彫りになります。同コースを運営していたチェリーゴルフグループ(本社:大阪市)は、全国で複数のゴルフ場・リゾート施設を展開してきた有力オペレーターですが、2010年代後半以降、収益構造の抜本的見直しを進めていました。
直接的な閉鎖理由として、主に以下の3つの構造要因が重なったと分析されています。
- 地形的制約と維持管理コストの上昇:急峻な北摂山地を切り開いて造成された山岳コースゆえに、大雨による法面崩落対策やカート路・排水設備の維持に多額の設備投資が恒常的に発生していた点。
- プレースタイルの変化と客単価の下落:若年層を中心とするフラットで広大なコースを好む嗜好の変化、ネット予約普及に伴う激しい価格競争により、利益率の維持が年々困難になっていた点。
- 再生可能エネルギー事業者からの高額買収提案:固定価格買取制度(FIT)を背景に、広大な遊休地・山林を求める太陽光発電開発業者から、ゴルフ場事業を継続する以上の資産価値評価が提示された点。
地元関係者は当時の内情について、「営業赤字で即座に立ち行かなくなったというよりは、今後の大規模修繕コストと再エネ事業者への土地売却益を天秤にかけた、極めてドライな経営判断だった」と証言しています。

【2026年最新】チェリーゴルフときわ台コース跡地利用とメガソーラー計画の現状
クラブハウスが閉ざされ、美しいフェアウェイの芝刈りが止まって以降、焦点は跡地利用として浮上したメガソーラー(大規模太陽光発電所)建設計画へと移りました。対象敷地は川西市国崎エリアの広大な山林・コース跡であり、ここに数万枚規模の太陽電池モジュールを敷設する構想が民間開発会社から打ち出されたのです。
しかし、この計画は発表直後から地元・川西市北部や隣接する能勢町・豊能町の住民コミュニティで大きな波紋を呼びました。山岳地帯特有の脆弱な地盤に対し、広大な森林伐採や造成を行うことによる土砂災害(がけ崩れ・土石流)のリスク、下流域への濁水流出、自然景観の破壊に対する不安が一気に噴き出したためです。
2026年現在に至るまで、現地では住民有志による反対運動や署名活動、自治体への陳情が重ねられてきました。兵庫県が定める「太陽光発電施設等と地域環境との調和に関する条例(環境調和条例)」や川西市の「開発指導要綱」に基づく審査が厳格に行われており、事業者は防災調整池の規模拡大や保安林の保全策といった計画修正を余儀なくされています。
現地を訪れると、かつての進入路にはバリケードが築かれ関係者以外立ち入り禁止の看板が掲げられています。フェアウェイ跡地は雑草や低木が繁茂し、かつての美しいターフの面影は失われつつあるものの、全面的なソーラーパネル敷設工事が即座に完了しているわけではありません。安全対策と地域合意の形成を巡り、行政協議が今なお慎重に進められているのが実情です。
かつての名コースを振り返る|コースレイアウト・難易度と利用者の評判
姿を消した今なお、関西のアスリートゴルファーの間で語り草となっているのが、その独特極まりないコースレイアウトと圧倒的な難易度です。18ホール・パー72、総ヤーデージはレギュラーティで6,000ヤード強と距離自体は決して長くありませんでしたが、スコアカード通りの数字で上がれるプレーヤーは一握りでした。
設計上の最大の特徴は、自然の起伏をそのまま活かした強烈なアップダウンと、極端に絞られたフェアウェイ幅でした。左右が即座にペナルティエリア(OBまたは1打罰の特設ティ)となるホールが連続し、ドライバーを気持ちよく振り切れるシチュエーションは数えるほどしかありませんでした。
当時の利用者がSNSや口コミサイトに残したリアルな声を分析すると、評価は鮮明に二極化していました。
- 絶賛派の評価:「戦略性が半端ではない。ティショットで何番アイアンを持つか毎ホール試される」「砲台グリーンへの距離感が難しく、ここを攻略できればどこのコースに行っても怖くない」「阪神間からのアクセスが抜群で、練習ラウンドに重宝した」
- 苦言派の評価:「ボールが何ダースあっても足りない」「ブラインドホールが多く、前の組への打ち込みに神経をすり減らす」「高低差がありすぎて距離感がまったく合わず、初心者を連れて行くとゴルフ嫌いになる」
グリーンは小さめのコーライまたはベントで、傾斜が強く受けグリーンが多かったため、ピンの手前につけなければ平気で3パット、4パットを叩く罠が仕掛けられていました。「難攻不落のトリッキーコース」という強烈な個性こそが、チェリーゴルフときわ台コースの最大の魅力であり、同時にビギナーを遠ざける要因でもありました。

【徹底比較】チェリーゴルフときわ台コースの基本スペックと営業推移データ
名門パブリックから閉鎖・再開発へと至った軌跡を客観的に把握するため、営業当時の基本諸元、閉鎖要因、そして近隣の一般的なゴルフ場市場との比較データを一覧に整理しました。
| 項目 | チェリーゴルフときわ台コース | 近郊ゴルフ場の標準値(北摂・丹波) | 編集部の見解・分析 |
|---|---|---|---|
| 所在地・立地 | 兵庫県川西市国崎字折形 | 川西市・三田市・猪名川町周辺 | 新名神開通等でアクセス利便性は極めて高かった。 |
| コース規模・距離 | 18H / Par72 / 6,050yd | 18H / Par72 / 6,500〜6,800yd | 総距離は短いが幅が狭く、飛距離より方向性特化型。 |
| 平均難易度(体感) | コースレート非公認 / 上級者向け | コースレート70.0〜72.5前後 | OB率が極めて高く、実質的なスコアメイクは最難関クラス。 |
| プレー料金(閉鎖直前) | 平日:5,000〜7,500円 土日:9,000〜13,000円 | 平日:7,000〜11,000円 土日:13,000〜18,000円 | 割安な価格設定で集客を図るも客単価維持に苦戦。 |
| 営業ステータス | 2021年12月末営業終了(閉鎖) | 通常営業継続中 | 現在予約・プレーは不可。ゴルフ場としては完全に消滅。 |
| 跡地利用計画 | メガソーラー(大規模太陽光発電) | 農園転換・アウトドア施設・現状維持 | 防災・環境基準を巡り住民協議と行政審査が長期化。 |
一般に知られていない盲点とネットの誤解|予約状況や会員権相場の真実
現在でも検索エンジンやSNSで「チェリーゴルフときわ台 予約」と検索するゴルファーが後を絶ちません。なぜ営業終了から年月が経過した今も、このような検索行動が起きるのでしょうか。
その背景には、大手ゴルフ場予約ポータルサイトやまとめサイトの古いインデックスがネット上に残留しているという実態があります。一部の口コミサイトやコース紹介データベースには、過去の住所・電話番号・ホールデータがそのまま残されており、ステータスが「休業」や「掲載保留」と曖昧に表記されているケースが散見されます。これが「まだ営業しているのではないか」という誤認を生む温床となっています。
また、会員権相場に関しても誤解が広がっています。営業終了に伴い、チェリーゴルフときわ台コースのゴルフ会員権は市場での取引(名義書換)が完全に停止しており、相場価格は存在しません(評価額ゼロ)。当時のメンバーに対しては、チェリーゴルフグループ内の他系列コース(チェリー猪名川コースなど)へのプレー権移行措置や、預託金の清算・法的整理手続きに応じた個別対応が取られました。
中古会員権売買業者などのウェブサイトに過去の相場(数十万円程度で推移していた記録)が残存していることがありますが、2026年現在、新規に権利を取得したり売買を行ったりすることは一切不可能である点に注意が必要です。
【プロの結論】ゴルフ場閉鎖ラッシュが突きつける教訓と代替コースの選び方
チェリーゴルフときわ台コースの閉鎖劇は、単なる一ゴルフ場の撤退劇にとどまらず、日本のバブル期造成コースが直面する「世代交代と国土利用の構造的限界」を浮き彫りにしています。
山間部に無理に造成されたゴルフ場は、土砂崩壊防止や排水インフラの維持管理に膨大な資本投下を求められます。少子高齢化で国内ゴルフ人口がピーク時の半分以下に縮小するなか、メンテナンス費用を支えきれなくなった施設が、国の後押しを受ける再生可能エネルギー事業者に用地を明け渡す流れは、経済合理性の観点からは必然の帰結といえます。
しかし、そこで生じる環境破壊リスクや地域コミュニティとの断絶は、企業側の論理だけでは解決できません。私たちゴルファーにとっても、「近くて安いから」という理由だけでコースを選び、持続可能な維持管理費用を負担しないデフレ型プレースタイルを続ければ、愛着のあるホームコースが明日にも姿を消しかねないという厳しい現実を示しています。
かつてときわ台コースを愛したゴルファーが、今後代わりとなるコースを選ぶ際は、以下の基準で判断することをおすすめします。
- 向いている代替選択肢:同じ猪名川・能勢・三田エリアで、母体企業が強固であり法面補強やグリーン改修などの設備投資を継続的に行っている丘陵コース(山の急斜面ではなく台地状に展開するコース)。
- 慎重に見極めるべきコース:立地が急峻な山岳地帯にあり、格安プランを連発しているにもかかわらずカート路やクラブハウスの老朽化が放置されている施設。これらは将来的な事業縮小や再エネ転用のリスクを内包しています。

【チェリー ゴルフ ときわ台 コース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:チェリーゴルフときわ台コースは現在プレーできますか?予約は可能ですか?
A1:いいえ、一切プレーできません。2021年12月末日をもって完全に営業を終了しており、コースの全機能が停止しています。楽天GORAやGDOなどの主要予約サイトでも予約枠の提供は終了しています。
Q2:なぜ突然閉鎖されてしまったのですか?倒産ですか?
A2:会社更生法等の倒産手続きによる破綻ではありません。運営会社であるチェリーゴルフグループによる事業構造改革の一環として、山岳コース特有の高い維持管理費や収益性を見直し、跡地を再生可能エネルギー(太陽光発電)関連事業へ活用・売却するために営業終了が決定されました。
Q3:跡地のメガソーラー計画はすでに完成して稼働しているのですか?
A3:2026年現在、全面稼働には至っていません。ゴルフ場跡地の大規模造成に伴う土砂崩落の危険性や水源汚染、景観悪化を懸念する地域住民の反対や陳情を受け、兵庫県や川西市による開発指導要綱・条例に基づく厳格な審査と協議が継続しており、慎重な進捗となっています。
Q4:かつて購入した会員権はどうなりましたか?返金はありましたか?
A4:営業終了に際し、メンバー会員には運営元より系列コース(近隣のチェリーゴルフ猪名川コース等)への会員資格移行や、会則に基づく預託金返還・清算手続きの案内が個別に実施されました。現在、公の会員権市場での取引価値は消滅しています。
まとめ:チェリーゴルフときわ台コースの記憶と近郊ゴルファーの次の一歩
チェリーゴルフときわ台コースは、正確無比なアイアンショットと緻密なコースマネジメントを要求される稀有な名物コースとして、多くの関西ゴルファーの記憶に深く刻まれています。その突然の幕引きは惜しまれてやまないものの、背景にはゴルフ場業界が直面する経営課題と、国土利用の転換という時代の大きなうねりがありました。
現在、現地に残された緑の行方は、地域住民の生活の安全や環境保護という観点から、メガソーラー計画の是非を巡って重大な局面を迎えています。かつての愛好者は、失われた名コースへの哀惜を胸に留めつつ、健全な運営基盤を持つ近郊コースへと目を向け、安全で持続可能なゴルフライフを再構築していくことが求められています。 (出典: チェリー ゴルフ ときわ台 コース(Yahoo!ニュース))